・停滞期→http://gurux2maigo.blog116.fc2.com/blog-entry-3246.html
前回の記事は上のリンクから。 アシスタントディレクターに戻ってからは ルーチンとなった業務にひどく苦労することもなく 順調に進めていけたかと思います。 3年目にできていたことなので当然といえば当然ですが。 そうして1年と経たないうちに私は再び ディレクターの位置へと戻ることとなります。 社会人生活5年目の秋から冬にかけてのことでした。 取捨選択を学び実践し始めたのもその時期でした。 チームの人数が少なくもなり 取捨選択をせざるを得ない状況でもありました。 (4年目の失敗をようやく冷静に振り返られて 向き合えるようになったとも言えます) そして数ヵ月。春になりました。 新卒二年目に突入したチームメンバーであり後輩ちゃんが 何かの折にこう言ったのです。 「米舞さんの仕事量はおかしいです」 これでも充分セーブしているつもりだった私…(笑)。 確かにこれまで4人でやってた仕事を 一人で回してはいるけれど…。 ここで過去に言われてきた台詞が頭をよぎりました。 高校からの付き合いの友人には 「職場はホワイトなのに、 君の働き方はブラック企業めいている。 セルフブラック(笑)」と。 同期のエンジニアには 「君が無茶をすればするほど それが当たり前になってしまって 後輩たちが後々困ってしまう」と。 私がディレクターで指揮官である以上 私のタスク量に応じて チームメンバーの負荷は上がってしまうことは どうしても避けられません。 とくに3年目、私がアシスタントで 憧れの先輩がディレクターとしてチームを引っ張っていたとき 先輩は一切妥協をしなくて ディレクターのいうことは絶対で それで多少なりとも業務負荷が上がろうとも 誰一人として文句は言わなかった。 それが正しいと信じていたし、 実際それでクオリティが上がっていたし、 メンバーはみんな 自分の仕事やコンテンツに誇りを持っていた。 でも、いま私が率いているメンバーはどうだろう。 よくよく見てみると私より経験が浅い人しかいない。 コンテンツへの愛着は ずっとそのタイトルに従事してきて 先輩の忘れ形見だとすら思っている私と比べたら もちろん足りなくて当たり前。 それぞれに仕事だからと割り切って取り組んでくれているだけ。 モチベーションの持ち方も全然違うんだって ハッとしました。 だからこそ、ディレクターとしてどうあるべきか考えました。 殊更に、意味があること、結果が出るものを選んでいかないと 駄目だなあと意識すると同時に それがちゃんと伝わっていないと意味がないなと。 ・自分のやりたいことを明確にして前もって伝える ・意味のある仕事だと思わせる。方針に対する理解を得る これが私がディレクターとして立つうえで 特に意識してやったことです。 あとは、感情的にならないとか 話しかけやすい雰囲気を作るとか そうやって相手の意見を引き出すとか… そういう細かいこともひっくるめつつ 『伝える』のが非常に大きなキーワードになってきました。 新卒の頃の学びに停滞期の反省が加わって 私はようやく、私の目指すディレクター像を構築できたのです。 ここまで時間がかかりましたね…! |
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