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    あめーじんぐ!
    ピッ。
    本日だけで十回目にもなる電子音に、
    同室の親友にだけは甘いよね! と評判の友千香も、
    さすがに眉を潜めた。
    放映されたものを彼女が更に編集してあげたおかげで
    ボタンひとつで巻き戻った映像から、軽快なイントロが流れ出す。
    「春歌。また観るの?」
    リモコンを操作する、まだあどけない表情の少女は
    友千香の言葉に振り向いて、駄目でしょうか。と小首を傾げる。
    「駄目じゃないけど。飽きないの?」
    「まだまだ観足りない位です!」
    液晶から、級友であった音也、真斗、那月の歌声が順に耳へと届き
    「私はライバル心を煽られるけどね~。」
    駆け出しアイドルの彼女は嘆息した。
    「皆さんキラキラで、とびっきり素敵なアイドルですよね!」
    「そりゃあ、大好きな春歌の曲を歌ってるんだもの。」
    瞳を輝かせて、憧れに満ちた表情で映像を見つめる彼女は、
    その楽曲を提供した張本人である。
    【大好き】をわざわざ強調して言われた、その意図に気づかず春歌は、
    皆さんには良くしてもらってばかりです。と頬を高揚させて笑った。
    ピッ。
    また巻き戻しボタンが押される。
    「は~るか~!」
    「駄目?」
    リモコンをひょいと没収して、友千香は笑った。
    「これが最後ですよ、作曲家のひよこさん。」
    卵から孵化したばかりの彼・彼女達は、
    「次の曲のイメージは固まってるんでしょ?」
    立ち止まってなんかいられない。
    大空を羽ばたけるだけの翼を得られるように。
    「はいっ!」
    満面の笑みと共に、春歌は元気良く頷いた。
    【 2012/02/18 07:45 】

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