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    恋ちゃん可愛いよ恋ちゃん。
    神宮寺さま、お誕生日おめでとうございました。
    普通に間に合わなかったので
    書きたいところだけ。がさがさと。

    ※先天的女体化注意です。
    ※恋ちゃんと、春歌ちゃん。
    ※そこはかとなく百合。

    ※大丈夫な方のみどうぞ。






    「頂戴。」
    その言葉に、隣に腰掛けた少女はきょとんとした表情で
    私を見つめる。
    「後ろに隠してしまったチョコレート。
     私のために用意してくれたんだよね?」
    「でも、神宮寺さんはチョコレートが嫌いで……。」
    「君から貰える物はなんだって嬉しいよ?」
    私の笑顔に、パートナーは顔を赤らめて俯きながらも
    白の包装紙で綺麗にラッピングされた箱を差し出した。
    そして、こう言うのだ。
    「来年は、チョコ以外のものを贈りますね!」
    一年先もまた、一緒に居てくれる。と。
    ああ、この子は本当に、私のことが好きなんだ。
    「約束だよ。」
    「はいっ!」
    「うん、イイ返事だね。」
    包みを破らないよう丁寧に取り外して行き、
    有り触れたチョコ菓子のパッケージに心が温かくなる。
    表示に従って箱を開け、中からチョコを一つ取り出した。
    「レディ、こっちを向いて。」
    「はい。」
    「口を開けてご覧?」
    「えっ。」
    笑顔で押し切れば、戸惑いの表情を浮かべたまま
    手を膝の上にきちんと重ね、姿勢正しい状態で小さく唇を開く。
    「良い子だね。」
    その隙間に、手で持った甘い菓子を押し当てた。
    目を白黒させる少女がとても愛らしい。
    「食べて。」
    私が言えば、彼女は素直にそれに従った。
    「甘い?」
    「……甘さは控えめなものを選びました。」
    「ふぅん。」
    再びチョコレートへと視線を落とし、一つを指で摘む。
    隣に、慌てて口の中のものを嚥下する姿が見える。
    向き直れば、まだ何も言わないうちから唇を開けて、震わせる彼女に、
    「レディは欲張りだね。もう一個欲しいの?」
    と、意地悪を言えば、
    「ああああの、その、ごめんなさい!」
    悲鳴に近い声で呟いて、俯いてしまった。
    耳までも赤く染まっている。
    嘘だよ、と胸中で呟く。
    私の気持ちを汲み取ってくれてありがとう、君は素晴らしいパートナーだね。
    くすりと笑みを零して、
    熱を持った頬に手を添えて、上を向かせる。
    「君宛に用意していなくてごめんね。
     来年は、いっぱい期待しておいて。」
    ねえ、春歌。
    君になら、私の本気をあげてもいいかな。って、
    そう思ったんだ。
    「はい。楽しみにしています。」
    夢見心地でぼんやりとした瞳に、チョコレートを映して、
    それからまた、一つ、食べさせてあげた。
    【 2012/02/14 01:04 】

    | 迷子[うたプリ] | コメント(0) |
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