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    日常に支障を
    来すレベル??←
    で、那春さんが好きです。

     *

    「眼鏡を外してくれませんか?」
    両手が塞がっていて。と那月くんは笑う。
    その手は、彼の足の上にのせられた私の腰をしっかりと抱いていて、
    私は小さく笑みを溢して、言われた通りにする。
    「でも、眼鏡なしで見えますか?」
    両手で恐る恐るレンズを持ち上げて
    その下にある美しい瞳を直接覗き込んだ。
    那月くんはとても視力が低下していて
    眼鏡がないと、全てがぼやけてしまうんです。
    「可愛い可愛いあなたの姿が見えません。」
    多少誇張した声色で、しゅんと落ち込んで見せて
    彼はじっと私を見上げる。
    「ねえ、もっと近づいて。
     すっと通る鼻筋が、
     白く柔らかな肌が、
     その頬を染める赤色が、
     薄いピンクの唇が、
     そして、星を抱くような、光に満ちたきらめく瞳が、
     僕にちゃぁんと見えるように。」
    真摯な瞳に射抜かれてしまえば、
    私はただ従う他ありません。
    じりじりと、少しずつ距離を詰めていく間も
    彼は私から目を逸らさず
    私もまた目を逸らせずにいる。
    これ以上近づけば
    額が触れ合ってしまいます。というところまできて
    私がそう訴えようとした時には
    唇の端にちゅっとキスを贈られて。
    「もう。」
    わかってやってますね……という私の非難の視線に
    恋人は悪びれることなく、悪戯が成功した子供のように笑って
    それがまた、愛らしくて、敵わないなぁと思います。
    私の後頭部に伸ばされた手が髪を鋤いて
    引き寄せられる。
    まるで彼の瞳に、吸い込まれてしまうみたいに。
    唇が重なる瞬間にそっと、瞼を閉じた。
    【 2012/02/09 18:44 】

    | 迷子[うたプリ] | コメント(0) |
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