スポンサーサイト
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    【 --/--/-- --:-- 】

    | スポンサー広告 |
    クリスマスイブなので‐セシ春‐
    セシ春さん。はじめまして。
    やっぱりセシルさんの口調がつかみきれない。



    「寒いのはきらいです……。」
    玄関のドアを開けて出迎えれると
    彼は開口一番、そう言いました。
    一国の王子様はマフラーをぐるぐるに巻いていまして
    半分以上覆われたお顔は、
    口許が隠れた故の蒸気のせいか、真っ赤になっています。
    息苦しくないのだろうか。と
    「部屋の中はあたたかいですよ。」
    中へ入るよう促しながら私は
    思わず手を伸ばして、カシミヤ製のそれを引き下げました。
    ほんの少し、指先が彼の頬に触れましたが
    「ああ、春歌はあたたかいですね。」
    「ひゃっ。」
    気づけば手をぎゅっと捕まえられて
    冷えきった手のひらにも驚きました。
    じわりじわりと、私の熱が移っていくのを感じます。
    「玄関は寒いですから、」
    「逃げないで、My Princess」
    言葉を言い終わらないうちに引き寄せられて
    いとも簡単に、力強い腕の中に閉じ込められてしまいました。
    「ワタシにはただ一人、アナタがそばにいればいい。
     この胸の中に、ぬくもりを灯し、
     生まれてくる音楽は、永遠に枯れることはありません。」
    頬に落とされた口づけが心をくすぐって
    私は肩を竦めながらも
    「セシルさんも……あったかいです……。」
    恐る恐る、手を伸ばして、
    彼の真似をしてみるのでした。
    【 2011/12/26 16:34 】

    | 企画 | コメント(0) |
    <<クリスマスイブなので - 那春3 - | ホーム | クリスマスイブなので‐翔春‐>>
    コメント
    コメントの投稿














    管理者にだけ表示を許可する

    | ホーム |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。