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    結婚音春さん
    とある人へのお礼。
    愛は込めました。

     *

    「七海はもう、七海じゃなくなったんだよね。」
    意味がわからずに首を傾げる私を彼は笑って、
    「苗字。籍を入れたから。」
    自分の腕の中に納めてしまった。
    ほんのり高い体温に包まれることにも随分慣れて、
    されるがまま、幸せを噛みしめる。
    ――昨日、二人で書類を提出してきました。
    「そうですね、もう七海じゃないですね。」
    「寂しい?」
    「寂しいですか?」
    彼の表情を仰ぎ見れば、
    俺が聞いたのにって笑い声と共に、
    「寂しいよ。とっても。
     君のことを七海って呼ぶの、好きだったから。」
    出逢った頃を懐かしむ。
    優しい瞳が私から、どこか遠くへと向くので、
    「春歌って呼ぶのはお嫌いですか?」
    ちょっぴり拗ねてみました。
    「え?! 違う、そんなんじゃなくて!」
    「飽きられてしまったんですね。」
    もちろん、本気で怒ってなんかいません。
    意地悪を言ってみたくなっただけです。
    始めは酷く慌てていた音也くんにも、
    それはすぐ伝わったみたいで、
    「早く、春歌って呼びたくて仕方なかったんだけど。
     七海って呼んでた時の思い出だって、すごく大事だから。」
    腕に込める力が、ぎゅっと、強くなる。
    「七海。好きだよ。大好き。」
    あの頃は言えなかった、そんな想いを込めて。
    「七海って呼んでた頃からずっと。」
    「一十木くん、」
    ずっと。の言葉を信じています。
    だから。
    「と呼んだら、これからは、怒られてしまうんですね。」
    私は笑う。
    この先も、思い出を積み重ねて行きたい。
    振り返るときは、手を繋いで、一緒に。
    「うん……! 春歌も一十木だよ、って。ね?」

    (おめでとう!笑)
    【 2011/12/12 00:55 】

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