スポンサーサイト
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    【 --/--/-- --:-- 】

    | スポンサー広告 |
    no titleですか。
    接続部分と合わせて、あとで修正はしますが
    とりあえず下書きをば。

    ☆作曲三日目

    いってきます。のメールを一通、私にそっと届けて
    那月くんはレコーディングに出発しました。
    本当は、その時間に私は起きていたんです。
    ――どうしても、眠れなくて。
    メールの着信を知らせるライトが、ちかちか。
    マナーモードにして、枕元に置いた携帯が、光って、
    あまりに静かな朝方に、
    研ぎ澄まされた聴覚が、
    隣の住民が玄関から出ていく音を拾う。
    ここで、ベッドから抜け出せば。
    いってらっしゃい。を言うことが出来たのに
    私には、それが躊躇われてしまって。
    メールも返せずに、
    後悔を抱きしめて、眠りに落ちました。

    日が昇りきってから、起きて
    胸にわだかまる不安に、ため息を吐きました。
    たった二泊、那月くんがいないだけ。
    それだけなのに。
    「那月くんの、ための、歌……。」
    何度も思い返すのは、
    昨晩の彼の、辛そうな表情。
    笑顔もたくさんくれたのに
    悲しい顔をさせてしまったのは、私のせいだから。
    想いが、すれ違っている気がするのは、私だけ、でしょうか。
    離れていることが、こんなにも、寂しい。
    話を途中で切り上げてしまったことも、
    私の胸を塞ぐ理由だと思います。
    大丈夫だと言ったのだから、
    支えると決めたのだから、
    「頑張らないと、いけません。」
    溢した言葉に、また、那月くんが悲しそうな顔をする。
    そんな気が、しました。

    作った曲を何度も何度も聞いて、
    台本を読みながら感じた気持ちと擦り合わせて
    色濃く出ていた嫉妬の声を幾分も減らしていけば
    代わりに足されていくのは、悲しみの音。
    一度、旋律を自分の声で辿ってみれば
    寂しい。寂しい。と歌が言う。
    那月くんからも、
    台本からも離れてしまって
    ますます、悪化してしまいました。
    「どうしよう……。」
    呟いても、答えてくれる人はいません。
    そのことが余計、一人でいることを思い出させて
    おかしい、ですよね、
    昨日は一人で頑張れたのに。
    これから先、きっと、何度も
    こんな場面を経験するんだから
    慣れなくてはいけません。
    「頑張らないと……。」
    そう、思えば思うほど
    いき詰まってしまうのでした。
    【 2011/12/05 13:35 】

    | 迷子[那春さん] | コメント(0) |
    <<音マイ……ですか? | ホーム | 書きやすいのは、無理に前向きな音くん。>>
    コメント
    コメントの投稿














    管理者にだけ表示を許可する

    | ホーム |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。