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    ひゃーい
    ほのぼのした那春さんが足りない(・∀・`)

     ***

    校舎から外へ踏み出して
    二月の、肌を刺すように冷たい空気を感じて
    マフラーをしっかり巻きます。
    レコーディングルームの予約の関係で、今晩は遅くまで練習ができました。
    目の前に広がる黒に、ぷかりと浮かぶ丸い月がとても綺麗です。
    那月くんと二人で、それを眺めて
    「綺麗ですね。」
    「はい。」
    目を合わせて、微笑みを交わす。
    卒業オーディションの練習がなかなかうまくいかずに
    那月くんはさっきまで落ち込んでいたので
    その表情が和らいだことにほっとして、
    私はまた、笑いました。

    ありがとう、と彼は呟いて、私の前に進み出ました。
    「お手をどうぞ、お姫様。」
    「えっ。」
    月明かりに照らされる、差し出された手は
    あの日、踊れなかったワルツへと誘う。
    恋愛禁止令のこと、今は、少しだけ忘れさせてください。
    こうやってエスコートされること、楽しみにしていたんです。
    「ありがとうございます。」
    私の王子様。心の中でそう付け加えた。
    重ねた手から伝わるぬくもりが嬉しくて、
    この帰り道がずっと続けばいいなと、
    優しく見守ってくれる月に願うのでした。
    【 2011/10/29 19:07 】

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