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    リクエスト小説まとめ2
    ●相手にとって面倒でありたくない女の子


    携帯電話の小さな画面に表示されるデジタル時計の
    小さな数字が秒刻みで動くのを、じっと見つめ続ける。
    「……っ、10分経った!」
    慣れた手つきでメールの送信ボックスを開き、
    すでにしたためてある君宛のメールをボタンひとつで送り出した。
    「ねえ、」
    「うん?」
    パフェを挟んで向こう側の幼馴染を振り返れば、
    彼女は美しいその眉をひそめて
    「何してるの?」
    と、私に聞く。
    「彼氏さんにメールしてましたっ!」
    びしっ。右手で敬礼。左手に文明の利器。
    恋人の存在を口にするだけで、顔にしまりはなくなってしまう。
    「いや。それはわかった。もうわかった。
     そうじゃなくて、10分経ったって……何?」
    「ああ、それはね、自分ルールですよ!」
    君と繋がる機械を机に置いて、私はスプーンと手に取った。
    溶け始めたバニラアイスを口に運べば、甘い・冷たい・甘いの3コンボ。
    なんて幸せなんだろう。

    自分ルール。
    私が、君と付き合っていく上で、守るべき決まり。

    1.メールの返事は10分以上開けてから送る。
    2.メールの本文は半角500字以内。
    3.絵文字は3個まで。デコレーションは禁止とする。
    4.1日のメール上限は20通。
    5.返事を催促しない。

    スプーンを指揮棒の如く扱いながら、
    すらすらと、メール編の解説を終えれば、
    「それ、楽しいの?」
    親友の眉間のしわはますます深くなった。
    「面倒な子は無理って釘刺されたのは聞いていたけど。」
    「うんうん。よく覚えておいてくれた。
     あ。チョコおいしそう。」
    許可も求めず相手のアイスを抉っても、彼女は気にしない。
    私がそんな性格だって知っているから。
    知っているからこその、今のこの表情なんだろう。
    「アンタには、自由きままにやらせてくれる優しい人があってると
     私は思うけどねぇ。」
    「仕方ないよ! 好きになっちゃったんだもん!」
    私の笑顔に、幼馴染はやれやれ。とため息をついて、
    バニラアイスが溶けていることに言及したのだった。

     *

    苦しいのが、愛だと聞いた。
    それならば、ずっと恋でいい。
    君の隣を歩く。
    メールで書ききれなかった、あれやこれやも
    目の前にすれば、どうでもよくなる。
    「ん?」
    顔が、声が、匂いが、雰囲気が、好き。
    視線が私に向かう、この幸せを、恋と呼ぶならば、
    「ん!」
    心のまま、笑顔を浮かべて、
    面倒じゃない子になるからね。
    君が笑う。
    頭に感じる大きな手を、目を細めて、十二分に感じる。
    今日は、イイ子イイ子をいただきました。

     ***

    リクエストくださった皆様、ありがとうございました☆
    さあ、那春さんから逃げるのをやめよう。
    でも、その前に砂春さん書く・・・よ←
    【 2011/10/26 02:34 】

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