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    ぬるぬる続くよ。
    そろそろ動くはず。
    ……はず←

    ☆叶わぬ恋

    ボイストレーニングへと向かう那月くんと別れ、
    私は一度家へと帰って、いただいたドラマ台本を読み込みました。
    ドラマは主人公である女子大学生が、友人から
    「私の恋人です!」と、彼を紹介される場面から始まります。
    彼女の友達だから、と彼は、いつも主人公に優しく
    気づけば、恋は始まっていました。
    更に、途中から主人公に想いを寄せる後輩も登場し、
    時間を積み重ねる毎に止まらない、恋の痛みを丁寧に描いた作品でした。
    「ふぅ。」
    台本をテーブルの上で閉じ、ため息をひとつ。
    叶わない恋も、その心も、私は知らない。
    ソファに身を投げ出して、
    頭で考えると曲が浮かばないタイプです。
    私の心は、楽しい時は楽しい曲を、
    悲しい時は悲しい曲を奏でるので
    目を閉じて、想像してみようとしましたが
    駄目です。雪が降り積もったように、真っ白で静か。
    「……どうしましょう。」
    私は、誰かを愛することをやっと知ったばかりで。
    目を閉じれば、浮かぶ笑顔。
    貧血で倒れそうになった私を抱き止めてくれた、
    大きな体と、優しい匂い。
    仰いで見た、ミルクティー色の髪が綺麗で
    甘いその声が、私を心配する程に、
    本当に申し訳なくて、恐縮してしまって。
    私の制服のリボンをはずしたその手が奏でる、
    美しいウ゛ィオラの音色に心を奪われて
    パートナーになれて、本当に嬉しかったんです。
    アンサンブルの度に音は募って、
    可愛いと言って私を抱きしめるその腕も温もりも
    音楽も、見つめる先も、
    流れる優しい時間も、
    キス毎に高鳴る胸のリズムも、みんな。
    不器用なもう一人の彼だって、一緒に
    気づいたら、私の中で大きく育っていた光。
    寝転がったまま、五線譜を手に取りました。
    那月くんのこと、こんなにいーっぱい、大好きなんです。
    口ずさむ旋律を、想いを紡いでいきましょう。
    【 2011/09/25 16:44 】

    | 迷子[那春さん] | コメント(0) |
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