スポンサーサイト
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    【 --/--/-- --:-- 】

    | スポンサー広告 |
    ちみちみ。ちみちみ。
    ☆事務所へ急げ!

    アイドル四ノ宮那月は、
    シャイニー早乙女先生……今は私たちの社長ですが、
    彼の強力バックアップのもと、
    卒業オーディションの楽曲をそのままレコーディングした
    「サザンクロスの恋唄」でCDデビューを飾りました。
    繊細で力強く、愛に溢れた那月くんの歌声は高く評価され
    新人ながら、異例の3週連続ソングステーション出演の快挙を成し遂げました。
    次のスペシャルにも出演が決まった他、
    天然な性格と歌声のギャップが面白いと、バラエティー番組にも呼ばれ
    順風満帆なすべり出しです。
    同時に作曲家デビューを果たした私は
    日向先生……日向さんの勧めで
    アイドル渋谷友千香の起用が決定しているCMソングを作り
    スポンサーさんからのリメイク要望を幾度か受け
    数日前に完成系を提出したところです。
    これからトモちゃんが撮影をして
    夏には全国で流れるそうなので、とっても楽しみにしています。
    学生の頃から言っていた
    「トモちゃんのための曲を作る」夢が早くも実現して嬉しい!
    今日は朝から、那月くんのセカンドシングルの打ち合わせです。
    専属作曲家である私も一緒に呼ばれていたのですが……。
    勢いよく開いたドアの音に、
    私たちを呼んだ事務所の日向さんが書類から顔を上げます。
    「四ノ宮……お前、アイドルデビューしたんだ。
    ちったぁ人の目を気にしろよな……。」
    「日向さん、おはようございます。」
    「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」
    事務所の先輩の苦言に、那月くんは笑顔で朝の挨拶をし、
    那月くんに所謂お姫さまだっこをされ、
    振り落とされないよう必死に首にしがみついていた私が平謝り。
    走らないと遅刻するという状況で
    足が遅いのに加え、つまずいてしまった私が悪いのですが
    抱き止めてそのまま、抱え上げられ、今に至ります。
    いつもの穏やかな笑顔のまま、
    那月くんは常人ではないスピードで走っていたので、
    「顔は見られていないと思います。」
    思います、が、
    その早さに感じた恐怖と、例え見られていないとしても
    街中をこの状態で走っていた羞恥心が一気に襲ってきて
    私の息は絶え絶えです。
    「Oh! Mr.シノミヤー
    腕をあげましたネー!!」
    声は、窓の向こう側から聞こえました。
    愛用のジェットブーツで空を舞い、社長さんの登場です。
    「本っ当に、どうして普通の登場ができねぇんだ?」
    「おはようございます!」
    「早乙女さんに褒められると、すごく嬉しいですね。」
    「この天然組が……。」
    日向さんはガックリうなだれ、
    「恋愛を禁止してんのは社長だろ?
    四ノ宮の行動は注意するところだろうが。」
    と言います。
    「ノンノンノーン!
    彼の行動は、愛デース!!
    騎士としてとってらリッパラッパ。」
    「ああ、つっこんだ俺が悪かった!
    とりあえず四ノ宮は、いい加減七海をおろしてやれ。」
    私はまだ、那月くんにしがみついたままでした。
    恥ずかしいところをお見せしてしまって、申し訳ありません。
    私は真っ赤な顔で、ぺこぺこと頭を下げるのでした。
    【 2011/09/21 22:42 】

    | 迷子[那春さん] | コメント(0) |
    <<えいえい。えいえい。 | ホーム | 2次元からの帰還>>
    コメント
    コメントの投稿














    管理者にだけ表示を許可する

    | ホーム |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。