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    最近のお仕事(笑)
    同期の子で恋シミュ妄想をしています。
    いちおうお仕事(笑)です。
    趣味ではない。
    あ、でも小説にしたのは私の趣味だ←

    もちろん名前は変えた!!


    「かなえー」
    「何ー」
    手に持ったプレゼントが気になって、生返事を返す私に彼は、
    「俺のこと好きー?」
    と言う。
    一瞬どきっとしたが、
    「えー。」
    友達の意味だろうと、無理矢理自分を納得させて、
    動揺を悟られないように、なるべくいつも通りの反応を返した。
    カタン。
    小さな物音がして、顔をあげる。
    「俺は好きだよ。」
    仕事に向かう時みたいな、真剣な表情が私に向けられたのは、初めてだった。
    息を飲む。
    「真面目だね。」
    「本気だから。」
    心臓が痛くなった。
    「ちなみに、どうして?
     友達じゃ駄目なの?」
    どうして素直に、私も好きって言えないんだろう。
    と、思う。
    だから、私は可愛くない。
    だから、何かの間違いなんじゃないかと疑ってしまう。
    いつだって即答してくれる、頼れる上司が目を逸らした。
    「即答できないんなら……。」
    私は畳み掛ける。
    冗談で、そんなこと言って欲しくない。

    「たまに、ぎゅって抱きしめたくなる。」

    息が、止まった。
    意味が、わからない。
    彼の言う意味が。
    「ほら、その顔とか。」
    目が合う。
    恥ずかしいのだろう、若干拗ねた表情が可愛らしい。
    嘘ではないらしい。
    「……その、」
    「ん?」
    「可愛いとか言われ慣れてないから……」
    どうしよう。
    どうしようどうしようどうしよう。
    「ピャーーーーー。」
    考えはまとまらなかったが、奇声は口から出た。
    顔が火照る。
    どこの少女漫画だ!!!って
    言ったら貴方は笑ってくれるんじゃないですか?
    そうですよね?!
    「どこから声出したんだ?」
    と彼は笑って、また真剣な顔をした。
    私を覗き込む。
    「返事は?」
    返事?
    返事なんて、そんなのむり☆
    声も出ない。
    恥ずかしすぎて、
    もう無理。
    「あのなあ……俺も恥ずかしいんだぞ。」
    なんでそこで照れるのか。
    少女漫画か!!!
    2回目だ。つまらない。
    どうしよう。
    答えなんて、もう出てる。
    好きになるでしょ。
    当たり前でしょ。
    ただ、その事実にすら追い付けてなかった私に、
    これ以上を求められても困るんだ。
    息をするだけで精一杯で、
    目もそらせない。
    動けない。

    時が止まったような、
    長い長い沈黙の後、
    彼はふっと息をついた。
    手を伸ばして、私の頬に触れる。
    驚いた。
    だけど、嫌じゃないから、されるがまま。
    気づけば私は、彼の両腕に捕まって
    抱きしめられていた。
    強張っていた体も、時間と共に和らいで
    私より、この人の方が体温が高いんだって発見をした。
    目蓋を閉じる。
    私の涙は安くない。
    【 2011/09/03 05:23 】

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