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    君が僕に恋してた。演技だったのか? 聞きたかったのに
    メモ強化。

     *

    ショートカットの髪が揺れる。
    「隊長(あなた)になら、殺されてもいいかな。」
    両手を広げて、微笑む恋人に
    拳銃を向けているのは俺だ。
    両手でしっかりと支え、数多の戦場を共にした相棒の重さを感じる。
    引き金を引けば、彼女は死ぬ。
    外さない。
    外せるわけがなかった。
    「君がスパイだったんだな。」
    もう一度問うた。
    つい先程口にした言葉をなぞった。
    美しい女性はただ微笑むだけ。
    懐に身を預けて抱きしめた、戻ることのない、いつかの記憶が
    目の前の光景と重なって、苦しかった。
    雪原の中。
    遠く、銃弾の飛び交う気配。
    二人きり。
    世界の片隅で
    根をはった花を摘み取らなければ
    繰り返される争いに、一体どれ程の人が死ぬのだろう。

    問いただしたかった。
    重ねたぬくもりの数は、嘘だったのか
    信じたかった。
    否定して欲しいのに、
    雪が言葉を奪う。

    想いを、弾丸に託すしかできない。
    引き金を引いた指が手が震え、銃をおろす。
    白い地に倒れ伏した彼女は笑っていたようにも見えた。
    雪を赤く染めた。
    動けず、それを見ていた。
    「逃げろ……。」
    はじめは小さな呟き。
    徐々に声を荒げて
    「逃げろ! 逃げろと言っているだろう?!」
    動かない躰に近づくこともできず、
    この後に及んで
    生きていてくれ、と願った。

     

     *

    脳内リピート怖いね
    【 2011/08/25 14:10 】

    | 迷子 | コメント(0) |
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