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    とちゅう
    「先輩、デートしませんか?」
    にこっ。
    慣れた笑顔に悪意があるのかないのか、
    私はまだ、掴みかねている。
    その提案は唐突だった。
    口に含んだ牛乳を吹き出さずに
    飲み込んだのは幸いだったが
    やはり動揺は表に現れるもので、
    間抜けな顔を曝して
    「先輩、顔。顔。」
    目の前に座る人に笑われる。

    一緒に暮らすようになって、4か月が過ぎた。
    日を重ねると共に
    積んでいったのは、百年の恋も褪める「素っぴん」で
    これでは、始まりようがない。
    「先輩は今日も面白いね。」
    屈託のない笑顔に、こちらは騙され続けているというのに。
    馬鹿にされているにも関わらず、だ。
    「面白くさせてるのは誰よ……。」
    私の批判の視線をあっさりかわして、
    「愛の告白ってことにしておきます、先輩。」
    にっこり。
    有無を言わさぬ笑顔は、正直、可愛い。
    最早、敵う日を望むことすら愚かなのだろうか。
    曲解に無言で返すという、肯定を選んでしまうのだった。

    もう嫌だ……。

    胸中の呻き声を、誰か共有してください。
    【 2011/07/05 10:47 】

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