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    好きって気持ちだけで苦しくなるの
    気付かれないよう、こっそり、深呼吸をしました。
    心臓の音が、いつになく、鳴り響いて、振動します。
    勇者様の、ずっと一緒にいたその横顔を見て、
    また、深呼吸をしました。
    落ち着きません。
    二人きりだということに、緊張しているのでしょうか?
    おかしな話だ、と心の中で呟きました。
    始めは二人でした。
    ミントさんがいる時だって、
    こうやって、見ていました。
    何が違うのでしょう。
    息をすることさえ、苦しくて。
    目は、そらしませんでした。
    この気持ちがどこからやってくるのか
    それがわかるまで、見ていようと思いました。

    ふと、
    視線の先の彼の、前髪が目にかかっているのを見ました。
    また切ってあげなくては、戦闘中、邪魔でしょう。
    そうです、髪を切る時の、あの距離の近さに比べたら、
    今のこの距離なんて、全然、普通の間隔です。
    胸中でため息をつきました。
    一体私は、何を期待しているのでしょう。
    この状況がいつも通りでないから、
    ミントさんがいないから、
    この気持ちは、恋心は、旅をする上で邪魔だからと、
    隠していたはずなのに。
    胸の奥に、押しやろうとして
    ぎゅうぎゅうにつまって、苦しくて、
    でもきっと、苦しいなんて顔をしたら
    目の前のこの人は、全力で心配をしてくれるから
    悟られてはいけません。
    いつものように
    穏やかな呼吸を、取り戻そうとしました。
    苦しくて、
    言うわけには、いきません。
    ただただ、見つめていました。
    火を起こそうとしていた勇者様は、
    その一点のみを見つめていましたから
    目が合うことはなく、済みました。

    彼は、いつから、
    大人になったのでしょう。
    まず、背が伸びました。
    顔つきも、いつの間にか幼さがなくなっています。
    真正面から見る彼は、その瞳は、今も変わらず少年のままですが
    髪が、伸びたからでしょうか。
    こんなに横顔を見ることだって、随分と久しぶりです。
    いや、初めてのことかもしれません。

    愛しさが、こみあげて、
    息が、胸が、つまりました。
    どうしたら、隠しておけるのか、もうわかりません。
    ミントさん、帰ってきて下さい!
    と、
    ぎゅっと、瞳を閉じました。

     *****

    いつぞやの続き。
    まだ命題までたどり着けない\(^o^)/
    シフォンかわゆい。
    【 2010/07/07 17:54 】

    | 迷子[村八分、塩。] | コメント(0) |
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