なんだか2か所からまわってきてるけど、 私すでに答えてるしーとか言ってみる←
てことで、罰ゲームを引き受けた☆
――――
紫の髪は色素が薄く、光に当たってきらきら輝く。 ぱちっ。 目があった。 ずーっと見つめていた自分がなんだか後ろめたくて、とりあえずイオは笑顔を浮かべてみた。 彼女――アーシェは特に何も気にしてないようなので、ほっと胸をなでおろす。
…でも、どうしよう。
イオは自分から話すのはあまり得意ではない。 目の前の少女は…失礼な話、会話というものをするのだろうか?
お互いに黙ったまま、でも視線を外すのは失礼な気がして、イオは動けずにいた。
そのうち、アーシェの視点が自分に定まっていないことに気付く。 視線の先には間違いなくイオしかいないのに。
何をみてるんだろう…。
気になって、また瞳を向かい合わせて、時間が流れてく。
流れてく。
流れて…
「…あ、」 ふいにアーシェが声を発して、まじまじと彼女を見つめ続けていたイオは 「あ、ご、ごめんなさい。」 と咄嗟に謝った。 その声でやっとイオに気付いたのか、アーシェがイオを見る。 その表情は驚いてるような、不審に思っているような、もしかしたら何も考えていないような、まったく別次元のことを考えているような、 とにかく、読めない。
「…」 「…」 「……」 「……」 「………」 「………アーシェの瞳って…」 またもや無言で見つめ合ってしまったことに気付いて、イオは苦笑しつつ口を開いた。 アーシェが首を傾げる。 「…不思議な色をしてますね。」
それはアーシェがイオに初めて会った時に口にした言葉をそのままなぞっているのだけど、そのことにイオは気付かない。
――忘れてしまっているから。
「…そう。」 アーシェの一言は、内心の驚きをまったく反映しない、そっけないものだったけれど、 「はい。」 イオは言葉を返してもらえたことが嬉しくて、笑顔でうなずいた。
―――――
アーシェとイオ、その1。 その2はあるんだろうか…?←
|